バイク塗装もDIY
ホームキャンディー色、塗装手順


○キャンディー色塗装手順

☆はじめに
キャンディー色は半透明な塗料です
キャンディー色は主にシルバーの上に塗ることが多いです(違うものも結構あります)
半透明なので、色が透けて光が当たると下のシルバーが光って明るくなり
光があたらない所ではシルバーが目立たないので暗い感じになります

半透明なので色ムラになりやすく、また、薄い色なので塗料が垂れやすいです
もし失敗すると下のシルバーからやり直しになります(ゴミも目立ちますし・・・)
ただ、キャンディー色は綺麗な色です。この色を塗れるようになればバリエーションが増えて
カスタムや皆さんの塗装の自信にもなるのでこちらの手順を参考に是非チャレンジしてみてください!


☆キャンディーを塗る前に
キャンディー色は下にシルバーやグレーメタリック、色の付いたメタリックを塗る必要があります
この部分は省略しますが、なるべくゴミをつけないように塗るのがポイントです。ゴミが多いとキャンディーを塗っても
下のゴミが目立つので、綺麗にゴミをつけないように塗るのが大事です。

シルバーを塗ったらキャンディーを塗りますが。シルバー系を塗って4時間以上置いてください
時間を置かないで塗るとメタリックが動いてしまい、後でムラや黒くなる可能性があります


☆下記の写真の手順を参考にしてください

☆スプレーガンの調整に付いて

スプレーガンの口径は1~1.5ミリがバイク塗装のキャンディー塗装に適しています。口径が小さいほどシンナーが多く入り、大きいほどシンナーは少なくなります(口径が小さいほど塗料が薄くないと、塗料が出づらくなります。

●(左の写真参考
全てのツマミの調整は時計周り→開く,反時計回り→閉まる(絞る)です
①塗装範囲の調整・・・塗料の広さの調整です。開けば範囲が大きくなり、絞ると狭くなります
②塗料の出る量の調整・・・開けば塗料の量が多くなり、絞れば量は少なくなります(この調整はレバーでも調整できます)
③エアー圧の量の調整・・・開けば圧が強くなり、絞れば圧が弱くなります
※あらかじめコンプレッサーで圧の調整をしておきます。最近の塗装は圧を弱くして塗ると聞いたことがあるのですが・・・私的にはかなり圧を強くして行います。コンプレッサ圧ー4k~4,5k辺りに調整しています)
●上記の調整を参考にキャンディー色のガンの調整を行います
キャンディー色(カラークリアー)の調整は基本的に全て全開でいいです・・・と言うのもキャンディー色(カラークリアー)はムラ無く薄めに塗り重ねて行うのが綺麗に塗れるのですが、の範囲が狭いとムラになり易く、の圧が弱いと、塗料がボサボサになり易くなります。またの塗料の量は絞っても良いのですが・・・慣れていないとシンナーの量の調整が見極めにくく慣れてきてから微調整してください。また、塗料の量の調整はスプレーガンのレバーや塗装物までのガンの調整で行ったほうが調整し易いです
※スプレーガンの調整は正確には微調整がありあますが、そこまで調整すると余計に分かりづらくなります。また、調整は人によって違うので慣れてきたら塗りやすいセッティングをしてください。(人によってスプレーガンの距離が違うのでそれによっても調整は変わります)


必ず図のようにコシ紙を入れてから塗料を入れてください。塗料には小さい塗料カスやゴミがあります
そのまま塗ってしまうとゴミ等が塗装面に付き綺麗に仕上がりません。
メタリックの細かい(小さい)ものはコシ紙でも通りますが、粗いものは茶コシなどを使うといいと思います。
(パールはコシ紙で通ります)
塗り終わったキャンディーブルーの写真です
このような仕上がりになるように手順を踏んで
塗っていきます
まず、下地にシルバーを塗ります。
4時間以上置いて乾燥させます
すぐにキャンディー色を塗ってしまうとシルバーが
乾いていないので、シルバーが動いてしまい、ムラや
黒ずみになります。なるべく時間を置いたほうが安心です



☆キャンディー色塗装手順

①まず、塗りにくい部分から塗ります。

キャンディー色の場合、最初から全面を綺麗に塗ろうとすると、塗りにくい部分(色が付きづらい部分)に
うまく色が付かないので
エッジ部分やコック周りに少し色をつけておきます
そうすると最後に色ムラになりにくいです
エッジやコック周りなどの塗りにくい部分を最後に塗ろうとすると、スプレーガンがピンポイントで
塗装できないので周りの部分がドンドン濃くなって美味く塗れないので最初に塗っておきます

エッジやコック周りを塗り、5分程度置いて乾燥させます。
5分程度置くのは、表面が乾くので上に塗料を重ねてもタレる心配が無いので乾燥させます
②全体に薄く軽く色を塗ります
写真のような薄い感じで1回目を塗るのがポイントです

写真のような水色で問題ないです
写真の色以上に濃く塗ろうとすると色ムラになり易くなります。また色を付けようとするよりも全体にムラ無く
塗るように意識するのがポイントです

③5分程度置いてもう1度全体を塗ります
(乾燥時間は気温によっても違います。冬はもう少し時間を置いたほうが良いと思います)
全体を均一で塗るように塗れば良い感じで色が付いて上記のような仕上がりになります
もし、薄い部分があればまた5分以上置いてその部分を塗装してください
この回数を分けて塗る方法は、
艶が無くなる事がありますがクリアーで艶を出せば綺麗に艶は出ます
無理してキャンディー色で艶を出そうとするとタレるので気をつけてください

上記の写真が完成の写真ですが、同じ仕上がりでも光の感じで違って見えます
左が明るい所、右が暗い所で撮った写真です


サイドカバー等も同じで、最初はこのように薄く全体を塗ります 5分程度置いて2回目を塗ると塗るとこのような
感じになります。色見本を見ながら濃さを
合わせると分かりやすいです
もし色が薄い(薄い部分がある)場合は、5分程度
置いて全体又は、その部分を再び塗ってください

☆最後に

キャンディー色は色の種類や濃さによって難度が変わってきます

は濃さを関係なしに割りと塗りやすいですが
ブルーやゴールド、オレンジは色ムラになりやすく、またキャンディーは全体的に色が薄いものを好まれるので
そういった薄い色は割と難しいです。ですので回数で塗り分けた方が綺麗に仕上がると思います
下塗りのシルバーより色が付いているメタリックの方が綺麗に塗れます。
グレーメタリックや色の付いたメタリックは塗り易いので回数を区切らないで
普通に塗っても綺麗に塗れると思います。最初はキャンディーレッドや、色の付いたメタリックのキャンディーで
慣れた方が自信がつくと思います


キャンディー塗装は慣れです。最初はうまくいかないと思いますが、何度か行えばコツをつかんでうまく塗れると思います。また私もそうでしたが、
最初は紙に塗って練習して、うまく塗れるようになったらパーツ類を塗るようにしたほうが失敗が少なくていいと思います。紙は平面なのでかなり良い練習になります。
このほか大事なことは、絶対にあわてないことです!分からない場合やうまくいかない場合は一呼吸して、時間を置いて考えることが大事です。塗装全体にも言えることですが、あわてて塗ると必ず失敗して余計な手間が増えます。そうならないように休憩することが大事です
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