バイク塗装もDIY
ホームカラークリアーについて


                       カラークリアーの塗料について


 ○はじめに

 カラークリアーは半透明な塗料になります。半透明なので下地の色によってかなり影響されます。光の屈折(光の反射)で
 下地が見えやすくなるのでなるべく下地は光るものを塗るようにすると綺麗です。一般的に下地はシルバーメタリックが
 多いです。シルバーメタリックを塗って上にカラークリアーを塗ることをキャンディー色(キャンディーカラー)という言い方が
 多いと思います。ちなみに昔の飴(キャンディー)の包み紙が銀紙と半透明なセルロイドの紙で包んでいたことから
 キャンディー色と言われるようになったと聞いたことがあります。。下地はシルバーメタリック以外でもグレーメタリックや
 パールホワイト、色のついたメタリックを使うこともあります。グレーメタリックや色のついたメタリックは塗りやすくムラに
 なりにくいですが暗くなることが多いです。逆にパールホワイトは透明性があり、白っぽくならないので綺麗ですがその半面、
 色ムラになりやすく難易度はかなり高くなります。ですので慣れていない方はシルバーメタリックでの塗装をお勧めします。



 ○色の特性

 カラークリアーは透明な塗料ですが、色のよって濃さは変わってきます。弊社で販売しているカラークリアーでも
 おおよそ2種類に分類されます

 ★明るい(薄い)系・・・キャンディーレッド・バイオレッド・パープル・ウルトラマリンブルー(群青)・グリーン
 ★濃い(深味)系・・・キャンディーイエロー・ライムグリーン・ブルー・オレンジ(ブラウン)

 上記の2種類に大きく分類できます。

 色は塗料に入っている顔料に影響されるため濃い色を明るい色と同じような感じ(彩度、明度)にすることは
 厳しいです。
 明るい色の良い所はシルバー感があり。例えばシルバーのカラークリアーの間に大きめのラメを塗っても
 かなり目立つことだできます。逆に濃い目のカラークリアーはラメを塗っても近くに寄らないと目立たないです。
 その分深みがあり飽きない色に感じます。

 

※写真の場合は・・・特にカラークリアーは色がうまく写らないので参考程度とお考えください

カラークリアーでも色によって塗りやすさの難度があります。
  色の特性は下記のようになります

 ※キャンディーパープルとバイオレッドがありますが、パープルは赤紫、バイオレッドは青紫とお考えください 
 写真をクリックいただくと商品ページへ飛びます

 ・キャンディーレッド

 色の濃さ ★★★★
 塗りムラ 
 難易度  ★★


 塗りやすくムラになりにくい色です
 塗り込んでも比較的色は変わりにくいので
 初めてキャンディーに挑戦する方にお勧めです

 ・キャンディーパープル

 色の濃さ ★★★★★
 塗りムラ ★★★
 難易度  ★★★

  バイオレッドとパープルの違いですが
    
バイオレッド・・・・青紫
    パープル ・・・・・赤紫
とお考えください
 薄いとムラのように見えるのである程度塗り込む
 必要があります

 ・キャンディーバイオレッド

 色の濃さ ★★★★★
 塗りムラ ★★★
 難易度  ★★★

 ※ バイオレッドとパープルの違いですが
    
バイオレッド・・・・青紫
    パープル ・・・・・赤紫
とお考えください


 薄いとムラのように見えるのである程度塗り込む
 必要があります
 
 ・ウルトラマリンブルー(群青)

 色の濃さ ★★★★★
 塗りムラ ★★★
 難易度  ★★


 濃い色なのでうすく塗るのは厳しいです。
 塗りやすくムラになりにくいです
 独特の色味がありお勧めです

  ・キャンディーブルー

 色の濃さ ★★
 塗りムラ ★★★★
 難易度  ★★★★★


 この中で一番難しいと思います。薄く塗らないと濃くなって
 しまいます。また色ムラも目立ちやすくタレやすいです。
 キャンディー塗装に慣れてから塗装した方が良いと
 思います。その代わりうまく塗れるとかなり綺麗です

   ・キャンディーグリーン

 色の濃さ ★★★★
 塗りムラ ★★★
 難易度  ★★★


 濃い色の割にはムラになりやすく塗りにくい部類です。
 慎重に薄く塗り重ねる必要があります
 慣れていると写真より薄く塗ることも可能です

   ・キャンディーライムグリーン


 色の濃さ ★★★
 塗りムラ ★★★
 難易度  ★★★


 薄い色の中では比較的塗りやすいほうですが
 濃く塗ると黄味が出てきて嫌らしい感じになるので
 うすめに塗り重ねる必要があります。
 
 ・キャンディーイエロー


 色の濃さ ★★
 塗りムラ ★★
 難易度  ★★


 薄い色の中でも塗りやすいです。思ったよりムラになり
 にくく色の付きも良いです。見た目も薄くてきれいなので 
 お勧めです。ラメを下に塗っても目立ちます。
 
 ・キャンディーオレンジ(ブラウン)


 色の濃さ ★★
 塗りムラ ★★★★
 難易度  ★★★★


 薄い色の中でも塗りにくい部類です。濃くなると茶色っぽく
 なるので薄く塗る必要があります。薄いとオレンジ、
 濃いとブラウンとお考えください。
 ムラ無く薄く塗れるとかなり綺麗です
 
 ・キャンディーブラック


 色の濃さ 
 塗りムラ ★★★★
 難易度  ★★★★


 薄い色の中でも塗りにくい部類です。濃くなると普通の黒
 になるのでかなり薄く塗らないと厳しいです。薄いとムラも
 目立つのでかなり慎重に塗ってください。逆い暗くても
 良い場合それほど難しくないです



 ○キャンディーの塗装について

  詳しくは弊社ホームページのカラークリアー塗装手順を参考にしてください
  ★カラークリアー塗装手順
  こちらの応用でキャンディー色のラップ塗装も可能です。詳しくは
  ★キャンディー色ラップ塗装手順

  参考にしてください



 ○カラークリアーの応用

 ・カラークリアーにカラーパールを混ぜる

 カラークリアーにカラーパールを入れて塗ると色の付きも良く、比較的キャンディーっぽい仕上がりになります
 キャンディー塗装に自信のない方や複雑な場所、シルバー等を塗るのが面倒な方はこちらの方が良いと思います

 カラーパールとはパールに色のついた粉末です。基本的にはクリアーに混ぜて使うことが多いです
 他の粉末・・・メタリックだとグレーっぽくなり冷たいイメージになりますしホワイトパールは白っぽくなってしまいます。
 ですので透明感を出すのであればカラーパールを入れてください
 弊社でも粉末のカラーパール販売しております

 カラーパールを入れる配合ですが塗料に対して5%~30%程度になります。好みによって変わるので幅があります。
 カラーパールは隠ぺい性(隠す力)があるので多く入れると塗りやすく、白などを下に塗らなくても良いようになります。
 逆にカラーパールが少ないと透けるので下に白や白サフェーサーを塗ってください。パールが少ない量でキャンディー
 感を出す場合にはシルバー等を下に塗っても良いと思います。

 カラーパールの選び方はなるべく使用するカラークリアーと同系統の物が良いと思います。反対の色・・例えば
 カラークリアーがレッドでパールがブルーの場合、色同士がケンカをして嫌らしい光り方になる可能性があります。
 同系統だと嫌味が無く色味もあるのでよりキャンディー感のある仕上がりになると思います。

 
 



 ・カラークリアーの調合について(カラークリアー)

 例えば購入したカラークリアー・・・例えばキャンディーイエローをキャンディーゴールドっぽくしたい場合などは同じカラー
 クリアー(透明な塗料)同士であれば調色できます。この場合はオレンジ(ブラウン)のカラークリアーを少し入れてください。
 絵具などと一緒で赤に青を入れれば紫になりますし、黄色に赤を入れればオレンジになります。ただ色によっては顔料の違いや
 濃さでかなり暗い感じになるのでご注意ください。このあたりは経験になると思います。また何色も色を混ぜると色が濁るので
 お勧めしません。こちらは不透明な塗料にも言えます。この他透明な塗料(ここで言うカラークリアー同士)で調色をしないと
 濁ってしまいます。不透明な色を作る場合は問題ないですが、キャンディーカラーにする場合は透明な色同士で調色してください。
 不透明な色にする場合は何を入れても問題ないですし、透明な色にするには必ず透明な色同士で調合してください



 ・カラークリアーの調合について(ダーク系、ディープ系)

 例えばキャンディ色でモスグリーンやディープグリーン、ディープレッドなどの深い色にする場合、カラークリアーを暗くしようと
 すると濁ったり、ムラになったり塗りにくくなる場合が多いです。この場合は下塗りのメタリックをグレーメタリックにすることによって
 ディープ(ダーク)な色になります。また下で色を濃くするので色ムラや濁りもあまりないです。この他・・・例えば下色をグリーン
 メタリックにして上をキャンディーレッドにすると小豆色の深みのある色になります。下の写真のように下塗りのシルバーに色を
 加えてみると色々なバリエーションができます。メタリックに色をつけると塗りにくくなることは無く逆に塗りやすくなります。
 メーカーさんでも下塗りに色をつける純正色は多いです。一般的にはカクテル色と言われることが多いです


 

  例)ZⅡ赤玉虫純正色スーパーダークレッド



 ・顔料について

 塗料は基本的に溶剤(油みたいなもの)に顔料を入れ、作られます。顔料を詳しく説明するとかなり複雑なので簡単に言う
 と・・例えばブラックはカーボン、ホワイトはチタンなどを入れて作られます。他の色もさまざまな顔料を入れて使われており
 ます。バーミリオンという色(オレンジ色の不透明塗料)は顔料がそのままの名前になっております。
 顔料は細かい粉末状のものです。あくまで細かい粉末のため完全に溶けずに多少濁りがあります。そのためカラークリアー
 に染料と言うものを入れる場合もあります。染料はきちんと溶けてくれるので透明性がかなりありますが太陽(紫外線)に弱く
 外に塗る塗料に不向きです。ひどいものになると数カ月で色が完全になくなってしまいます。外国のキャンディー系の塗料は
 透明性がかなりありますが色が飛ぶことが多いのは染料を使っている可能性が多いからだと思ます。
 弊社の塗料はもちろん顔料になります。粒子も極力細かくしてあるので顔料系の中では透明性に優れていると思います
 もちろんバイクの塗装専門なので紫外線にも強いです。
 顔料、染料の違いの詳細はこちらを参考ください



 


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